小さい頃から夢は保母さん。リカちゃんハウスやお洋服を手作りしちゃうくらいモノを作るのが大好きな保育士の河月菜津子さんは現在は現役保育士として活躍しながら、STORYTIMEでも活躍中です。そんな彼女に今回はいろいろとお話を伺いました。
Q:STORYTIMEでのお仕事はどんなことをされているのでしょうか。
A:STORY TIMEでは皆様にお届けする工作の企画から製造までや誰に何をいつ送るのか、というプログラム設計も行っています。
現在、STORY TIMEでは工作の企画・制作・量産・発送のすべてを自社で製造していて、工作プログラムに関する部分はほとんどすべての業務に携わっています。
まだスタートして間もない事業のため、工作キットは配送のタイミングに合わせて新たにつくられることも多く、日々大忙しです。
具体的に、毎月届く4つの工作キットは、このように作成されています。
①デザイナーさんがデザインを考えて提案
②デザインの提案を受けて、保育士の目線で「2歳くらいならこれくらいできるかな」等、発達具合を助言
③企画が通ったら、試作品を作成
④工作をする際に閲覧する動画の撮影、動画の手順説明や声掛けのポイントの追加
⑤発送する工作キットの作成
⑥お客様への工作キットを発送作業
工作キットの内容はお客様一人一人に合せて考えて発送しているんですよ〜!
>インタビュアー(石黒)
工作キットを作って、発送するまでの工程を全てやられているとは驚きでした😲
そして、保育士の知識と経験がフル活用されて工作キットが作られお届けできているのは、とっても安心ですね!
Q:STORYTIMEで働くきっかけは何ですか?
A:代表の惟村さんの「保育園の未来を明るくしよう!」という考えに共感しました。
今もフルタイムで保育園で派遣社員として働いています。派遣社員で労働時間が厳しく管理されているので、残業もなくダブルワークが出来ていますが、正社員の保育士は残業や持ち帰り仕事が発生しているのが現状です。惟村さんから「工作キットを量産できたら、ゆくゆくは保育園にも提供し、保育士さんの負担を減らし、本来の保育に時間を充ててほしい」との言葉を聞いて、「保育園の労働環境が改善される!素敵~!」と思いました。

>インタビュアー(石黒)
保育士さんの労働環境は噂には聞いてましたが、とっても過酷なんですね!私の子ども0歳児で4月から保育園でお世話になります。保育士さんには頭が下がる思いでいっぱいになりました。ちゃんと感謝の言葉を伝えます!
Q:おすすめor思い入れのある工作キットはありますか?
A:ぐるぐるもこもこひつじさんと誰でもアーティストの作品です。
「ぐるぐるもこもこひつじさん」は子ども達から初めて『もう一回やりたい!』って希望が出た工作キットなんです。美大出身で乳幼児との活動も多いデザイナーの方からの企画立案でしたが、材料に「コルク」を使っているのです。大人でもワイン飲むときくらいしか「コルク」に触れないので、目から鱗の発想でした。でもその発想が子ども達の『もう一回やりたい!』に繋がったんだなと思いました。
「誰でもアーティスト」は勤めている保育園の造形の時間があり、芸術大学で幼児向け工作が専門の先生が子ども達と一緒にやっていたのをヒントに考案しました。
対象年齢が1歳くらいからできる工作キットなのですが、紐通しの要領で針金にストローやおはじき等を通していくんです。どんな順番でもよくて、出来上がったら何とも言えないアーティスティックな作品になります。工作の題名も私が考えているのですが、この作品については工作の題名を考えるのに手間取りましたけど…

『ぐるぐるもこもこひつじさん』 『誰でもアーティスト』
>インタビュアー(石黒)
どちらも思い付かない発想!こういった独自の工作キットを提供できるのもSTORYTIMEならではの魅力ですね!
特に『誰でもアーティスト』はピカソや岡本太郎を連想させるような作品で、面白いと思いました。自分の子どもにもやらせてみたい〜!
>最後に石黒より。
幼い頃からモノを作ることが好きな河月さん、実は絵を描くのが苦手だとか。保育士には致命的なんですーとお話されていましたが、ハサミで紙を切ったり貼ったりは昔からとても几帳面にされていたそう。その几帳面さが工作キットの品質に繋がっているように思います。明るくとても話しやすい河月さん、これからも素敵な工作キットを届けてください!
河月菜津子さんのプロフィール
2010年より保育士として、保育園、及びベビーシッター等子どもに関わる仕事に従事。代表惟村の「保育園の労働環境を改善したい」との想いに共感し、2019年11月よりSTORYTIMEに参画。