なぜ私が起業したいと思ったのか

よく起業したい!と思うのって、最近は珍しくないと思います。

ここ5年くらいでよく聞くようになったなと。

ベンチャー企業に就職したい!なんて、私の就職活動時代の2005年はあってもサイバーエージェントくらいだったような気がします。今じゃベンチャーとは言えない企業規模ですけどね。

私は大学時代から「起業」というものに、なんとなく興味はありました。ただ、今じゃない、大手企業での経験もしてから考えたい、という感じでした。

1回目の起業は失敗

一度フリーランスに転身して、フラワービジネスという業界の中で何か起業できないかと思って動いたことがあります。その当時は花とワインでギフトの選択肢を増やしたい、という想いからビジネスを模索していました。

でも、うまくいきませんでした。その理由は今となっては結構明確です。

1.あまり下調べせず、できるでしょ、と楽観視。そのため心折れることがあるとそのまま折れ続けた

2.自分でも自信が持てないビジネスモデルだった。そもそも自分で本当に必要だ!だからこれなんだ、と喫緊の課題があったわけでもなく、たぶんこの業界ならできそう、と思っていたので、強く自分を信じることができなかった

3.1や2の結果、チーム作りから心がおれ、誰とどんなマッチングをすれば自分のビジネスを育てていくことができるのか、ずっと悩み続けて辛かった

4.これは理由ではないですが、ママになれました。花業界は思ってもないほど体力勝負です。ママという子育てと仕事の二足のわらじでこのまま進めることに不安が勝っていました。

これは2回目のスタートライン

なので、2回目のこのビジネスにかける想いは特別です。そして、自分で子育てと仕事と自分の生活を維持するために、ママになってから色々な壁にぶち当たり、その都度乗り越えてきたところから、これがあったら私の人生大きく変われる!と思うものを見つけたいと思い、これまで過ごしてきました。

ママになった日、ママになると分かった日から私は色々な子育て情報を読み漁り、リサーチし続けて情報のインプットをしてきました。でも、メディアは増えたものの、本当の情報なのか、そうでないのか、また0-3歳までの情報は本当に不足しているなと思いました。とはいえ、娘がまだ2歳なので、3歳以降もそうなのか急に増えるのかはわかりませんが(笑)

研究などからわかっているファクト情報をベースに、正しい情報をもとに自分の子育ての取り組みの判断をできるようにしたいと思いました。そしてテクノロジーが進化し、不確実性が高まる世の中で自分で考え、生きていける力のある子どもになってほしい、そうしたときにどんな子育てや取り組みが良いのか考えたときにようやく出会ったのが、工作教室でした。

工作は創造力や集中力や好奇心を刺激する要素がたくさん詰まっているなと、工作をする子どもを見て思いました。そして何よりも子どもがとても楽しんでいました。

夢中で遊んでいる子どもと一緒に過ごすのはとても楽しいものです。工作を通じて子どもの色々な一面を発見できる機会をもっと増やしたい、そして子育てを夢中で楽しむ親のための一つの助けになりたいと思い、このサービスに至ります。

子育ての情報を教育機関と共に発信したい

日本では赤ちゃんの研究をしている教育機関が多く存在しています。私はもちろん興味もありましたが、子育ての不安からいくつかの大学の赤ちゃん研究室に娘を赤ちゃん研究員として派遣協力していました。

月齢に応じた発達状況や現在の最先端の研究内容など、とても楽しく情報交換ができました。医学的にはまだわかっていないことも多くありますが、我々の工作内容はそういった教育機関が発信している情報をもとに、新しい教材を毎回開発・提供していきたいと思っています。